シャモニクラブ (個人)山行記録

西上州・相澤の氷柱群の登攀

日時:2017年1月29日(日)

参加者:高橋、ゲスト1名


山行の概要

(1) アプローチについて

 車両にて国道254号線を長野方面へ向かい、左手にある相沢川沿いの道を走り、相 沢の集落を抜け、杉林の中に登山口駐車場があるものの路面凍結で諦め、路肩に駐車す る。徒歩5分で相沢登山口駐車場へ到着すると車両4台駐車のため空きスペース無しを確忍する。

 荒船山への相沢登山口から登山道を登ると、約50分で広葉樹林の中に老朽化した登山口と荒船山と書かれた高さ約150僂良充板と赤テープがある。そこから左に折れ、沢と尾根を2回程登り約15分で「相沢の氷柱」、更に氷柱から奥へ尾根を1つ越えると「エープリルフール氷瀑」へ到着出来る。その2つの氷柱を総称して相沢の氷柱群と呼ぶ。 (図面1及び2を参照)


(2) 氷柱について

 a) 相沢の氷柱は高さ約50mであり、下部、中間部と上部とで形成され、2本のルートが考えられる。向かって右は下部は傾斜70度程度で斜面長10m、中間部傾斜80度を超え高さ約20〜25m、残りの上部は傾斜も緩み、樹林の立ち木で懸垂支点とされている。向かって左は下部は同じであるものの、垂直中間部はツララの集合体で難易度が高いがの氷結状況があまい感じで登攀不能と推測された。

 b) エープリルフール右

 エープリルフールエリアには2本の独立した氷があり、右は高さ40m。下部と上部と2段に別れ、上部、下部とも傾斜80度を超えるツララの集合体である。中間部約30m、上部は10m程度のツララの集合体で、その上は樹林帯へ続くもの。1本しかルートは作れない。

 c) エープリルフール左

  幅10mほど高さ20mあり、2本のラインが可能である。
  下部は傾斜も強く80度で約4mが核心であり、上部は傾斜も緩み若干中間部で休むことが出来る。立ち木での懸垂支点の作成が可能である。更に上部に左右2本の4m程の氷もあるが、登攀時の落氷を考慮すると2本の氷ではクライミングは避けた方が良い。

相澤の氷柱・全景エイプリルフール右エイプリルフール左

(3) 登攀について

  駐車場の4台の車は県外ナンバー3台であり、車中泊していた模様で、我々より先行して「相沢の氷柱」と「エープリルフール右」に取りついていた。よって「エープリルフール左」の中央部を登攀する。

  K君が先にリードすることとなる。下部4m位はツララの集合体であり、ツララとツララの間にモノポイント1本爪アイゼンを蹴りこむと効果が無く、氷を壊すのみの動作が見られた。中間支点セットの際はアックスにテンションを掛けての動作であるため、安定した動作と感じる。

 高橋はフォローで登るが、今シーズン最初であるため、体が硬く感じるもトップロープ状態であることから気負いも感じることなく登る。高橋は2本の前爪で登ったため、何処でも適当に氷を捉える事が出来た。昼食後にリー度を交代で1本登る。高橋リード時、核心部は約4mと短いため、アックスにテンションを掛けずに登ることを課題として登るも、クリアーできた。

 K君はフォロー時、下部で難儀していたようだっただがクリアーする。

(4) 使用資機材

  当初、相沢の氷柱を目的とし、アイスピトン9本持参するも、登攀したエープリルフール左ではアイスピトン4〜5本で十分と考える。懸垂下降を考慮し、50m2本使用した。

(5) 所感

 a) ツララの集合体を登攀する際は、モノポイントアイゼンより2本の前爪が有るアイゼンが有効と思う。

 b) 懸垂時、ムンターにて1度下降したが、ロープ末端が地上に到達していたためキンクが多く出来てしまった。ATCガイド使用時はキンクは生じなかった。

 c) 祝日及び土日は、駐車場での車中泊登山者が居るため、早朝出発しないと目的の氷に取り付ける可能性が低い。当日は4本のルートに5組が居た。

 d) 駐車場が満杯の時は、相沢橋から2箇所下の路肩に駐車すると良い。相沢橋下のゴミ集積場駐車スペースは個人所有地であり、「この場所は個人所有のため駐車は遠慮ください。」のコメントが書かれた紙が、フロントガラスに置かれていた。

 e) 隣で登っていた登山用品店の店員さんだという男が登っている最中に、「自分!頑張れ!」と声を出し、セルフコントロールしていた姿が印象的だった。(高橋 丈)


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