シャモニクラブ GW 山行記録

今年のGWは合計8人がいくつかの山域に分かれて登山を楽しんだ。

1)4月21日〜23日 立山 柴原(単独)
 予定の日程・行程通り登り昨日帰宅しました。例年になく雪が少なかったです。
  21日:東京―富山―室堂/雷鳥沢(雷鳥荘泊)22日:一ノ腰/雄山 (雷鳥荘泊)
  23日:室堂―富山―東京

2)5月1日〜3日 岳沢〜コブ尾根〜奥穂高 冨田、長嶌
  この冬は足の先のしびれを考えスキーばかりやっていたので3月の安達太良スキー登 山以降、初の雪山になるので、行きたいところはいろいろあったが、長嶌のリクエスト でコブ尾根を登ることとなった。

3)5月2日〜3日 八ヶ岳全山縦走 上原(単独)
 最終日、蓼科山頂から昨日から本日登った編笠〜北横岳を一望し、達成感に浸る。

4)5月5日〜6日(前夜大町泊)赤岩尾根経由鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳縦走
  横倉、藤波、柴崎、小野(4名)
  稜線はほとんど夏道。それにしても南尾根は渋すぎた。

5/3 奥穂高頂上5/6 鹿島槍頂上

以下は2)〜4)の個別の報告

 

岳沢〜コブ尾根〜奥穂高

日時:2015年5月1日(金)〜3日(日)

参加者:冨田(L)、長嶌

この冬は足の先のしびれを考えスキーばかりやっていたので3月の安達太良スキー登山以降、初の雪山になるので、行きたいところはいろいろあったが、長嶌のリクエストでコブ尾根を登ることとなった。

5月1日
 上高地食堂で昼食をとり、岳沢小屋を目指す、樹林帯を抜けるとゴーロのような沢芯をたどり小屋の鯉のぼりを目標に一汗かくと小屋に到着、雪を削った天場が整然とならんでいる。小屋泊の人は3組ほどか、3人部屋に案内され部屋にはスキー登山の男性と我々だけ、聞けば明日は西穂沢を登りスキーを楽しむとのこと!満天の星空を鑑賞し、そうそうに布団に入る。

5/1 16:03 岳沢小屋へ5/2 8:33 コブ沢

5月2日
 朝はゆっくり出発!小屋の左手を回り込みコブ沢にはいる、雪渓はかなり上部まで続いているが、それでは、コブ尾根にはならないので雪渓上の落雪と落石を避けながら、尾根にでることとし、草付、濡れたスラブ雪壁を4ピッチ登り、マイナーピークにでる上部をみると、大きな岩峰(コブ)がかなり遠くに見える、20mほどの懸垂で雪稜に降り立ち、いくつか岩峰を超え上部を見ると隣の扇沢経由で登っていた、パーテイが雪壁をトラバースしている。

 トレーニング不足の体の動きは悪く、基部の岩場をのぼっている先行パーテイを追って岩場の取り付きで大休止!先行パーテイが苦闘してるの見て、追い抜きを図り3ピッチほどでコブの岩壁を登り、下降点から懸垂で雪稜にでたがまだ稜線は遠い、重い雪に足をとられ結構疲れる。先登者の踏み跡らしき所を踏んでいくのだが、気温の上昇で斜面はずぶずぶと潜る。

5/2 9:04 雪壁登り13:08 コブの岩壁

 ひたすら足場を見ながら踏み固めて上を目指す。何ヶ所かの岩峰を越え長嶌トップで縦走路に飛び出す。すぐまえにジャンダルムがそびえ槍ヶ岳、笠が岳、焼岳、乗鞍、御嶽の噴煙も見える。前穂の北尾根以上に尖った明神の各ピークが続き迫力ある山々を360度の展望をたのしみ、感激もそこそこに予定を検証!予定のジャンダルム、ロバの耳、奥穂まで参考タイム4時間とあったが順調に行ってもやや暗くなる!風もないのでツエルトビバークをきめる、後続パーテイもここに泊まるようだ。山川さんがよく口にだす、ジャンダルムの飛騨尾根もスッパリ切れ落ちて迫力満点。

13:53 コブ尾根上部14:42 縦走路へ

 簡単な食事をすませて、ツエルトに潜り込む、持っている装備はすべて着込むが11時ごろには寒さでおこされ、ツエルトの破れを確認せずに持ってきていたため、風でばたつき始めツエルトの補修剤は簡単にはがれ、長嶌は穴を塞ごうと、悪戦苦闘!自分は寒いので上半身をたてて、うとうとしながら寒さにふるえ、歯が鳴るので、治療中の歯が痛む。

5月3日
 やがてうっすらと夜が明け始め、風も収まり、カチカチに凍ったコッヘルの氷を捨てて 昨日の残りを食べ出発。昨日はジャンダルムのトラバースルートが見えなかったが今朝ははっきりと見えるので岳沢側をまいて、ロバの耳を懸垂で下降、その後小さな岩場をしばらく登りスノーリッジをたどると奥穂の頂上に到着 休んでいるとシャモニクラブと書いてあるザックを見つけ、カッコイイオジサンがいたので声をかけると会友の大柴君ではないか!しばし談笑のあと明日は悪天となる予報なので横尾までくだることとし下山開始 小屋近くの急な雪壁を慎重に降り穂高岳山荘でラーメンの豪華ランチを食べ、あずき沢をプラスチックプレートを尻にひき、一気に涸沢ヒュッテまで下り、横尾山荘までくだりゆっくり風呂でくつろぐ。

5/3 5:56 笠が岳と黒部源流の山々5:58 奥穂、吊尾根、前穂
7:55 トラバース9:24 ジャンダルム
9:42 雪稜を登る長嶌10:17 ジャンダルムを背に冨田
10:19 最後の登り10:27 奥穂頂上

5月4日
 のんびり朝食をとり上高地に下山した。この時期穂高は何回もきているが上高地までの樹林下の二輪草が開花をはじめ、化粧柳の新緑の薄緑が目に優しかった。
 今回のコブ尾根は長嶌の実践力を高めるのもねらいでロープをつけてからはすべてリードとフォローをつるべ方式方式で登り途中でのランニングビレーの取り方支点構築など実践してもらった。

行程 5月1日上高地バスターミナル発13時〜岳沢小屋16時
   5月2日岳沢小屋発6時〜マイナーピーク9時30分〜縦走路16時
   5月3日ビバークサイト7時発10時奥穂高山頂〜穂高岳山荘11時過ぎ
       穂高岳山荘発12時30分〜涸沢14時〜15時〜横尾山荘5時40分

2015年5月 冨田 榮吉


八ヶ岳全山縦走

日時:2015年5月2日(土)〜3日(日)

参加者:上原(単独)

5/3 11:59 北横岳から南八ヶ岳の山々 17:13 蓼科山頂18:11蓼科七合目登山口

・京王八王子駅(24:15発)から、季節限定の八ヶ岳方面往きバスで観音平(4:10着)で5名程度が下車。
・快晴の登山日和。
・一昨年の同時期に天女山から権現岳登り、権現下りハシゴ後トラバース用の鎖が雪に埋まっていたので、今回は念のため補助ロープ持参するが、このGW南八ヶ岳の稜線は雪なく夏山状態。
・南八ヶ岳は登山者少なく権現〜赤岳では誰とも会わず。
・黒百合ヒュッテのテン場で耐寒とコンパクト化を兼ねて、シュラフカバーでツェルト泊するが、寒くて3時間も寝れず、寒い箇所をさすりながら一晩を過ごす。
・北八ヶ岳に入ると、登山者が急増し、北横岳の登りではロープウェイのせいか行列渋滞となる。
・北横岳〜亀甲池〜天祥寺原〜蓼科山では、3パーティと将軍平スタッフさんのみとしか会わず。
・スタッフさんは天祥寺原から蓼科山へ迎う3人パーティが迷い現在地も分からなとの事で探している最中との事。確かに、トレースが途中でなくなったり、倒木が激しく小生も3回ほど迷い、もとの道に戻ったり読図やラッセルも交えながら、コースタイム1時間半だが2時間半を要した。
・蓼科山頂から昨日から本日登った編笠〜北横岳を一望し、達成感に浸る。

【5月2日(土)】
4:20観音平〜7:00編笠山〜9:00権現岳〜12:00赤岳〜14:00横岳〜15:00硫黄岳〜17:30東天狗岳〜18:20黒百合ヒュッテ(C1)

【5月3日(日)】
5:15C1〜9:45茶臼岳〜12:00北横岳〜17:00蓼科山〜18:00七合目登山口


鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳

日時:2015年5月5日(火)〜6日(水)

参加者:小野(L)、横倉、藤波、柴崎

行程:
(5日)大谷原→西俣出合(赤岩尾根)→冷池山荘(泊)→(6日)鹿島槍ヶ岳南峰
  →爺ガ岳南峰・・(南尾根)(柏原新道)→扇沢

GW前半の予報では、5日が雨という最悪の情報だったが、大町までは行くという決定が吉と出て、4日の夜に弱い雨が降っただけで、5日、6日は申し分のない天気となった。

5月5日
6時にタクシーを予約して、竹乃家を出発。途中運転手さんに熊注意の情報などがあったが、大谷原には6時30分に着き、冷沢沿いの林道をしばらく歩くと、デブリの後が生々しい西俣出合に7:40に到着。この日入山したパーティは数えるほど、とても静かだ。ここのデブリを越えて赤岩尾根取り付きから登りが始まる。アイゼンを装着してスタート。

5/5 6:33 大谷原7:40 西俣出合

途中、雪壁が数か所にあるもののほぼ夏道でアイゼンは不要。樹林帯の結構な急登を繰り返し。ダケカンバが混じるようになると傾斜も緩くなって、11時に高千穂平と思われる広場に出た(実はすぐ先に標識があった)ので早目の昼食休憩。 ここからは稜線の歩きである。やがて真上に大きな亀裂のある雪の斜面をトラバースして少し歩くと冷乗越に出る、ここまでくれば小屋(冷池山荘)は間もなくである。

5/5 11:23 高千穂平

5/5 13:14 トラバース13:20 冷乗越から鹿島槍

ここからは山荘までは一旦下って樹林帯をたどれば指呼の距離である。13時50分の到着。 これからでも鹿島槍に登頂は可能であるが、3時間強の予定時間を見なくてはいけないので、明日早朝に向かうことにきめて、チェックイン。きれいな大きな部屋に案内されて、ゆったりした気分で夕食までリラックス。日の入りの前に外を見ると剱岳のシルエットが美しい。テントサイトは閑散としている。

18:28 冷池山荘から剱岳のシルエット同 テントサイト

5月6日
昨夜用意してもらったお弁当を食べて、ほとんど空身で4時10分に出発。最初はアイゼンを付けた歩く。布引山の下部で、日の出をまって、写真撮影などして、歩きだすとすぐに夏道が表れて、アイゼンをはずす。布引山を05:25に通貨し、鹿島槍南峰(三角点)には6時10分に到着。ここは後立山の中では最も高い標高なので、晴天に恵まれて、槍穂高連峰、剱岳・立山の連山、富士をはさんで左には八ヶ岳、美ヶ原、南アルプス。北峰を隔てて高妻、乙妻、妙高、火打などの360度パノラマを堪能。
5/6 4:51 日の出5:26 富士、八ヶ岳、南アルプス

6:17 鹿島槍頂上6:26 北峰と新潟方面の山々

10:03 柏原新道通行不可南尾根を下れと10:03 爺から鹿島槍と冷池山荘

10:19 下山開始、剱の連山と種池山荘15:05 扇沢でカンパーイ

さて、赤岩尾根の登りに懲りたパーティは下りは別のルートにしたいと考えたが、比較的なだらかな柏原新道はこの時期、不覚にも通行不可ということを忘れていた。南尾根を下ることを余儀なくされた。岩稜、ザレ、ハイマツ帯までは良かった。樹林帯にはいるとあたかも探検隊と化した。3人で先頭を交代して下ったが、藪こぎあり、木の根や笹に足をとられ、時に踏み跡を見失いなど何行苦行の末に6時間をかけて柏原新道への合流を果たして、扇沢出合(爺ヶ岳登山口)に到着。そのあと、扇沢駅で汗をぬぐい、乾杯したあと、タクシー(奇遇にも昨日、大谷原に行ったときと同じ運転手さん)で大町に出て、松本で再び乾杯しておそばをいただき、あずさで帰京。お疲れ様。怪我がなく無事の完了でめでたしめでたし。(2015年5月 小野 喜博)

コースタイム(記録:柴崎)
5日 06:40 大谷原〜07:40 西俣出合〜11:00 高千穂平〜13:30 冷乗越〜
   13:50 冷池山荘
6日 04:10 冷池山荘〜04:47 日の出 05:25 布引岳〜06:10 鹿島槍ヶ岳南峰
   06:40〜07:45 冷池山荘 08:25〜爺ガ岳中央峰はトラバース〜10:00
   爺が岳南峰 10:20〜13:30 八ッ見ベンチ〜14:20 爺が岳登山口

感想
 雨女返上かと思いきや、晴男の勢力優勢とのことで最高のお天気に恵まれたGW山行となり、感謝いたします。夜半には雨も上がり、5日はジェット機の音はすれど飛行機雲一つない青空にそびえる鹿島槍ヶ岳は雄大でした。
「赤岩尾根の下山はイヤだね」と単純に決め込み下調べもなく扇沢への下山を決めてしまったのは頂けないところですが、下山道探しはワクワクしました(探していること事態未熟なのですが)。下山がひびきカラダは筋肉痛ですが、久しぶりの山行にリフレッシュすることができました。皆様ありがとうございました。(柴崎 直子)

5/6 6:28 鹿島槍から剱岳


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