シャモニクラブ 山行記録

谷川岳 衝立岩 ダイレクトカンテ

日時:2013年11月2日、前夜泊

参加者: 冨田(L、報告)、長嶌


6月、10月と2度敗退し、3度目のトライ!後続のパーテイに遠慮して途中から下降 した教訓から、何時切れてもおかしくない、ぼろぼろのスリングを掛け替えたり、必要な支点を強化、整備も含め時間がかかっても、完登する!という意思を持って、この日しかない!という想いで、ボルトキット、ハーケン5枚、大量のスリングを持参しルートに向かった。

11月2日
午前2時起床、3時指導センターからスタート、満天の星を仰ぎながら旧道を辿る 一の倉沢出合でトイレ休憩のあと、スタート、ヒョングリの滝は右岸から高巻き、下降 点からクライムダウン! テールリッジを末端から登り、中央稜基部のテラスで装備を全て付け、アンザイレンテラスヘ、後続パーテイは「ロープをだす!」と言っていたが我々はノーロープでスラブをトラバースしていく。昔と比べると随分悪くなっているテラスから数m右の下降支点から懸垂15mでルートの取り付きへ。

1ピッチ 前回も長嶌にリードさせているので今日もまかせる。スムースにロープが出て行く。自分の番になりフオローで登ってみると、前回よりもベッタリ濡れていて、結構悪い。

2ピッチ すぐにリードを交代しハング帯に挑む、切れそうなスリングは新しいものに替えながらゆっくり登っていく。ピナクルテラス下数mはフリーで越え40cmほどの狭いテラスへ。セカンドの到着を待って、3ピッチへ。

1ピッチ目、リードする長嶌2ピッチ目リードする冨田

3ピッチ 相変わらずかぶっているフエースを慎重に登る。前回敗退したポイントから右上するのだがスリングが芯の糸がわずかしかなく、リングボルトのリングはもちろんリングを支える下部もかけてしまったボルトに3mmのスリングを巻きつけ、何とか次の支点に移り右上すると、カンテを越えた所でハンギングビレーポイント着。セカンドも順調に登ってきたが、突然テンションがかかり上からのぞくと数m宙吊りとなっている!! 先程掛けた3mmが切れたようだ!!タイブロックを使って難なく登り返してきた。

4ピッチ ここから40mフェースを右上するのだがフリー混じりのいやらしさもあるので、又リードで登る。落ちれば宙吊りとなるので慎重に登っていき、岳樺の太い幹でビレーをとりセカンドを迎える。笹が密生する北稜下降点まで15mほどの藪こぎで下降点にでた。本谷バンドあたりでホバリングしていたヘリも救助がおわったのかアッというまに下界へと帰っていく。小休止のあと3ピッチの懸垂でコップのスラブに降り立ち、更に20mほど懸垂を繰り返しロープをしまい登攀終了。完登の握手!! うす暗くなってきたスラブを右下の藪尾根をめざし下降し衝立前々沢を下って出合いに戻った。

3ピッチ目冨田4ピッチ目の長嶌

ダイレクトカンテ取り付き7時40分〜終了点14時30分

注)北稜の下降ルートやヒョングリの手前の巻き道など、異常気象のせいか笹や背丈以上の草におおわれ迷いやすいので要注意!   (冨田榮吉記)


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