シャモニクラブ 山行記録

谷川岳一ノ倉沢 衝立岩正面壁ダイレクト・カンテ

日時:2013年6月23日
参加者: 冨田(リーダー、記録、写真)、長嶌


長嶌さんのリクエストで屏風のリベンジで衝立へ梅雨の合間の晴天をねらって出かけたが前日までの雨でテールリッジもべたべたに濡れてビブラムのクレッターシューズは滑りっぱなし!

衝立スラブのトラバースからアンザイレンテラスまでは、通常ノーロープで行くが危険なのでロープを使う。2ピッチでアンザイレンテラス着、直ちに取りつき点に向け20mほど懸垂1ピッチ目は長嶋さんにリードさせる予定であったがあまりにも濡れがひどく危険なので冨田トップでスタート!フリクションがまったく効かず悪い!

2ピッチ、いよいよハング帯へ取りつく、ここまでシャワーのように降りそそぐ雨水ももう影響はない、何度も登っているルートなのでどうということもないし新しいボルトも打ちかえられているがやはり古く折れそうなハーケンが多く神経を使う、途中1本ハーケンが抜けている箇所がありハーケンを打つ。リスが広く狭い所を選んでウエーブハーケンを打つが2儖未靴効いてない。なんとか通過、頭上にピナクルテラスが見えてくると、フリーとなり数mでピナクルを抱え込むようにテラスに這い上がる。

フォローの長嶌がのぼりはじめ中間部まで順調にくるがアブミを落としてしまい、予備のスリングアブミでのぼってくるが登り難そう。体が剥がされそうなテラスで交代


衝立岩タ゛イレクトカンテ2P目を登る富田 同、フォローする長嶌

3ピッチ目は短いが全体にハングしており、これを登り切れば核心部は終わる。新しいボルトも要所に打たれているが、腐ったハーケン、ボルトは相変らず続き最上段から立ちこまないと届かない箇所も多くアスレチックであるコーナーに近いラインからハング帯下を右上しカンテを越えるとビレイポイントに着く!

ハンギングビレーをして長嶌にコール、登りはじめて数mで「ピンが無くて届かない!」と声がかえってくる、左右よく見るように言うが「無いよー」の声。考えはじめると、さっきまで、薄日もさした天気は雨に変わり時間も1時間以上超過していることから、残念だが下降を決意し、長嶌をテラスまで降ろす。懸垂セットして下降しながらヌンチャク類を回収するがトラバースを戻るのはバランスを保つのが苦しい!振られないように、結局、懸垂環を抵抗を増やして、テラスまでアブミで降りた。

3P目を登る冨田無事、雪渓に立つ長嶌

回収をしようとロープを引くも全く動かず、狭いテラスでは二人で引くこともできず、途中見えたロープの捻じれが原因と考え、止む無く、再度、登り返す。支点を見ると捩れだけでなく、全く気が付かなかった、小さな岩溝にロープが食い込んでおり、セットやり直し、今度はスムースに下降し空中かからロープを長嶌に引いてもらいテラスヘ、ロープをよく見ると2ピッチスタートのテラスまで届いているので其のまま、下降、続く長嶌もパラグライダーに乗っているかのように滝沢スラブをバックに空中下降し、ロープも問題なく回収できた。

更に1ピッチの下降とアンザイレンテラスへの登りかえしも交え、テールリッジまでロープを使ったが、なしでは危険な下降ではあった。 登攀中、レスキューヘリが2機轟音を立てながら上空で活動してたので明るいうちに指導センターまで帰ることができたことに感謝!長嶋さん、次、頑張ってください。


山行記録Topへ