シャモニクラブ (個人)山行記録

谷川岳一ノ倉沢 中央稜登攀報告

日時:2012年10月8日(月)前夜泊
参加者: 冨田(リーダー)、笹川、長嶌(写真、報告)


10月7日、20:30 谷川岳ロープウェー駐車場着。約20台程の車が駐車していた。 ルートは翌日の状況を見て決める事にした為、起床時間だけ決めて10時就寝。

翌8日、3時半起床。4時20分、駐車場を出発。一ノ倉沢出合に5時20分到着。(旧道は通行止め)まだ暗い谷の様子を伺うと、南稜テラスにヘッドランプの灯りが見える。その他の先行者を確認出来ない為、それほど混雑していないと判断し、中央稜へ行く事に決定する。
5時半出合を出発。ヒョングリの滝で先行パーティ1組(5名)に追いつく。クライムダウンで滝を越える。テールリッジは前回より固定ロープが撤去され少ない。7時中央稜取付きに着く。既に1パーティが登攀を開始しており、別にもう1パーティ(3名)が待機していた。
7時の時点で南稜テラスには誰もいない。天気が良いのにほとんど人影を見ず、今日は絶好のクライミング日和である。先行パーティ3名が出発したあと、姿が見えなくなるのを待って、8時にスタートする。

1P、冨田リード。取り付きからフェイスを45m程左上しビレーポイント着。
2P、長嶌リード。次のピッチを切る場所を注意されていたが、案の定、泥付きのルンゼ上部の間違った所で切ってしまう。登ってくる冨田は2ピッチ目ビレーポイントを素通りし、カンテを2m程廻り込んで本来の2ピッチ目ビレーポイントまでロープを伸ばす。(3P)
4P、長嶌リード。フェースを直上するが、凹角の途中でロープの流れが悪くなり、先へ進めないので25m程で立木でビレーポイントとする。
中央稜2ピッチ目同5ピッチ目

5P、冨田リード。本来の4P目の残りを少し直上し、逆層のフェースから凹角(チムニー)左へ抜ける。
6P長島リード。草付きの湿った凹状を直上。
7P冨田リード。ピナクルを越え、40m程ロープを伸ばす。
8P長嶌リード。簡単なフェースを登る。
9P冨田リード。その後はスタカットで長嶌が先行。100m程登り、稜線直下、リッジを右へ2mトラバース。ガリーを20m直上し、11時稜線へ抜ける。

紅葉の始まっている稜線上で約1時間、休憩を取る。後続もいなく、晴天の谷川岳は静かで素晴らしかった。 午後1時、北稜を下降開始。藪が道を覆いルートが分かり難く、懸垂、ロワーダウンを繰り返し、最後空中懸垂を経てコップスラブへ降り立つ。その後、略奪点から衝立前沢を経由し5時15分一ノ倉沢出合着。暗くなる前に出合へ戻る事が出来た。


中央稜6ピッチ目北稜の下降

感想

お天気に恵まれ、人も少なく、最高の条件が揃っていました。 稜線は紅葉に染まり、気持ち良い風が通り抜けてすばらしい眺めでした。 先行パーティからの落石も全くなく、気持ちの良いクライミングでしたが、 初リードでビレーポイントを間違えたり、ロープさばきでもたついたり、反省点は沢山あります。
3時間の登攀でしたが、このようなベストコンディションな日には、もっと短い時間で登らないといけないと思いました。(長嶌)


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