シャモニクラブ 山行記録

穂高岳

日時:5月2日(水)〜5日(土)

参加者: 柴崎直子(リーダー)、長嶌さゆり(サブリーダー、写真)冨田栄吉、藤波忠雄、横倉、眞(写真)、小野喜博(写真)、柴原 勝、有村和章

 5月2日は横尾、徳澤、松本駅前にそれぞれ投宿し、夜行バスの一人が加わり、3日の午後には総勢8名が涸沢ヒュッテに勢ぞろい。

 天気予報では、4日まで不安定、5日、6日は晴天ということだったので、2日、3日に雨に降られることは覚悟していたし、4日も天候が不安定であることを覚悟していたが、朝は晴天だった。北穂東稜を登るプランで、朝食後6時40分にはヒュッテを出発。柴原、有村はそれぞれの事情でこの日は我々を見送ったあと帰京した。

5/2 雨、明神館で小休止5/3 雨、涸沢の登高

涸沢の上り同、画像の後方にヒュッテの鯉のぼりが遠望できる

ヒュッテの鯉のぼりが遠いパノラマ売店テラス

5/3夕 全員集合5/4朝 北穂への出発前

5/4朝 前穂北尾根と吊り尾根同、前穂、涸沢テントサイトと涸沢小屋テラス

涸沢小屋付近北穂沢の上り

北穂沢、天候悪化北穂を目指して

ゴジラの背、この時は完全な雨北穂登頂、柴崎、長嶌は初

北穂小屋にて「おしるこ」涸沢キャンプ場

5月4日は朝方は晴天に恵まれたが、北穂沢を上り東稜の取り付きに着くころは不安定な天気が顕著となり、すでに先行パーティは何組かいたが、東稜はやめることにし、北穂が初めての柴崎、長嶌に慎重派の藤波の3人が、南稜経由で北穂登頂することにした。私たちはヒュッテに戻ることに。

山頂に立った時は完全に雨になっていたので、四囲の眺望は望むべくもなかったようで、頂上を踏み小屋で暖かいお汁粉をいただくという、二人にとってはほろ苦い初登頂となった。

翌5日は晴天の予報だったので、2時起床、3時出発の予定で、朝食をお弁当にして満を持したが、夜来の小屋を揺るがすような強風が3時になっても4時になってもやまない、雪も降ったようだ。4時に北尾根は断念し、やむなく下山することに決定。

感想:柴崎 入会以来、GW山行は悪天候にみまわれています。日頃の行いが悪いのか、力量不足との天の声か・・・。凹みます。
本谷橋をすぎてから涸沢までが遠かったこと・・・。赤岳に続き、トレーニング不足を痛感しています。

北穂高小屋で、「東稜ですか?」と聞かれたどきはちょっとバツがわるかったけれど、初登頂は喜ばしいことです。グサグサの雪の下山は難しく、良い経験になりました。また、緩やかながら「なだれ」も目の当たりにし、「山や」に近づいてるかんじです。リーダーを経験させていただきましたが、まだまだ力量不足です。今後ともご指導のほどよろしくお願いします。皆様ありがとうございました。

感想:長嶌 今回も参加されたみなさんには大変お世話になり、感謝申し上げます。
生憎の天気でしたが、初めての穂高を十分楽しむ事ができました。
当初の目的は果たせませんでしたが、北穂1座を登頂できた事は藤波さんのリードと柴崎さんのフォローのお陰だと思っています。
年末の西穂に始まり、四十八滝沢、白毛門と冬山の魅力にすっかりはまってしまいました。そして今回のリベンジはいつになるのでしょうか?
行程中目に入ってきた、明神、屏風岩、その他の山々も気になります。 次回がとても楽しみです。

感想:有村 みなさんお疲れ様でした。
涸沢ヒュッテから、柴原さんと東稜の天気を気にしながら下ったのですが下から見るより天気は崩れていたのですね。
前穂北尾根も断念とのこと残念でしたね。でも、アイゼンをバスに忘れると言う大ポカをしでかした私にしてみれば、北尾根登攀の機会が先送りになったことは幸いでした。
そのアイゼンは新島々のバス営業所に無事届いておりました。

感想:横倉 クラブ復帰後、初めての春山。10数年前の装備は全く役に立たず、ピッケル・ザックを除けば全て新品。長いブランクのため、とにかく足手纏いにだけはなるまいと臨んだ今回の山行、しかし昨年小川山で痛めた膝が悪化、結果的に皆さんの足を引っ張ってしまった。天候は多くの遭難者を出した通り、今まで経験した春山山行で最悪の部類。結果、計画した北穂東陵・前穂北尾根の登攀を断念。しかし判断は正しかったと思う。個人的には、ほんの束の間であったが、10数年ぶりに5月の美しい穂高と対面できただけでも幸いだった。

感想:小野 2年連続でGWは天候にたたられ、われわれと同じ時刻、同じ山域で低体温症による遭難事故に遭遇することになった。この時期は天候の急変への装備、ウエア、GO/NOGOの判断の重要性がますます重みを増している。

涸沢ヒュッテの山口社長ほかのわれわれシャモニクラブへのおもてなしの心にはいつも感謝感謝です。

  
5/5 下山前、涸沢ヒュッテ前徳澤キャンプ場に現れた野猿

明神岳5/5 上高地にて

穂高岳と岳沢と梓川

以下は、今回初めて幹事およびリーダーを担当した柴崎のメモです。(文中、敬称は削除しました。小野)

5月3日 涸沢集合
小野・冨田・横倉・長嶌組は8:00横尾山荘発 12:30涸沢ヒュッテ着。徳沢園にて合流した柴原・柴崎組は、8:50徳沢園発 14:30着。すぐに、松本からの有村・藤波組も到着。(腰痛後のリハビリを兼ねた柴原に、本谷橋を過ぎてからはどんどんおいて行かれる。時々振り返って気にかけてくれる柴原に手を振り返す。)

4日
午後から雨の予報のため、所要時間の短い北穂の東稜とした。
予報の割には、青空が広がり東稜からの北穂登頂に期待、わくわく。腰痛からの復帰の柴原と後ろ髪をひかれながらの有村に見送られ、6:50ヒュッテを出発。
東稜取りつき点下部で霙となり、天候悪化が懸念されたため、東稜はやめ、北穂初めての2人を含む南陵登頂組(藤波・長嶌・柴崎)と下山組(小野・横倉・冨田)に分かれる。登頂途中、一時的に東稜をいくパーティがみえたが、ほとんどがガスの中。10:55 北穂登頂。
景色は望めないが、長嶌・柴崎は初登頂で満足?。北穂小屋で休憩し12:00出発。急傾斜のうえにグスグスの雪で下山に難儀する。長嶌がガスのなかに消えていくし、おじさんが流れてくるし・・・。
なだれを見入っていたり、しりセードをしそびれたりで、13:40涸沢到着。下山に時間がかかりすぎと、冨田に叱られる。

5日
天候の回復を期待し、朝食をお弁当でお願いし、早々に床につくものの、夜半前からの強風が止まず、2時起床を4時に延長。この時点で、前穂の北尾根は断念せざるをえなくなる。冷たい弁当を食べながら、予定を繰り上げ下山とした。6:50涸沢発、本谷橋でアイゼンを外す。 9:00横尾山荘着。今までのシャモニクラブでは徳沢園は通過とのことだが、ソフトクリーム食べなくっちゃ!12:30明神館にて早くもアルコール燃料投入。13:15上高地到着。


山行記録Topへ