シャモニクラブ 山行記録

剱岳(2011年GW)

2011年4月29日〜5月2日  【参加者】柴原、藤波、柴崎、小野(記録、写真)

この時期、日本山岳会から、北アルプス(北部、南部)と八ヶ岳の気象情報をもらっている。事前の情報は大荒れとなっていた。29日現在では、30日までは晴れ、1日は良くない、との情報だったが、好転を期待しての入山だった。

29日は富山までなのでこの好天を5月1日に振り替えてほしいと願ったものだ。

29日、ほくほく線魚津付近から
30日朝、雷鳥平、今年は人出が少ない?

30日は、富山地鉄、立山ケーブル、バスを乗りついで室堂まですんなり到着した。なれというのか、思い込みはこわいもので、雷鳥荘への分岐で、ルートを取り違えて、メンバーに余計なアルバイトを強いることになって申し訳ないと思っている。

室堂ターミナルを出発したときから、雪がちらつくような天候だったが、雷鳥平のテント場から雷鳥坂をのぼりはじめ、半ばころから急激に天候が悪化した。風雨が強まり、時に雷音が聞かれるようになり、雹なども交じった。目印の旗竿も視界から消えることしばしばで、強風を凌ぐため、ストックやピッケルでつっかえ棒をするよな状況となった。雷は真上ではなく、やや遠くできこえていたので、ともかく剣御前小屋まで急ぐ事になった。
朝方、寄り道をしたため剱御前小屋には4人が13時30分頃到着となった。天候の状況から4人で相談し、今日の剣山荘行きは断念し、御前小屋からその旨を剣山荘に連絡してもらった。

30日から翌1日いっぱいは強い風雨(小屋が揺れるほどの強風)で一歩も外に出られない状況だった。
1日の朝は小屋の入口付近で、富山県警山岳警備隊の人たちが出動の準備中だった。あとできいたところでは、前日、剣沢のベース(テント)から源次郎尾根に向かった4人パーティが取り付き付近で雪崩にあい、自力脱出し、一人がベースに戻る途中で低体温症で死亡したとのこと、その遺体収容のための出動だった。痛ましい出来事だった。http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/yama/CK2011050202000163.html

5/1 小屋で掲示された天気予報5/1朝、悪天の中、出動準備中の山岳警備隊小屋の壁の剱御前小屋周辺の概念図

この日は、雪崩、落雷、滑落など北アルプス各地で遭難が相次いで起こっていた。http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/yama/CK2011050202000162.html
2日は天気が回復するということで期待したが、これから剣沢へ入る事はやめ、奥大日か別山に登って下山することとし、朝食後、少し様子をみて、別山に登って、剱岳を遠望して下山する事になった。今回は天候に阻まれ、源次郎尾根の登高を断念せざるを得ず、達成感に乏しい山行となったが、無事下山できた事を多としたい。生きていればまた、挑戦できる。

5/2朝 出発前同、剱御前小屋
同、雷鳥平と雄山、大汝山5/2 富士の折立、奥は大汝山
同、なかなか全貌を見せない剱岳同 源次郎尾根
同、八つ峰同、大日岳への稜線
同、別山頂上にて

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